正しい姿勢とはどのようなものでしょうか?
最近は会社での長時間のパソコン作業や、電車の中などでのスマートフォン(スマホ)いじりなどの影響で、背中の丸まった、いわゆる「猫背」の人が増えています。
猫背は見た目が悪いばかりでなく、胸を圧迫するために呼吸が浅くなり、体に十分な酸素を取り入れられない状態を作り出します。
また、頸椎(けいつい)の自然な湾曲がなくなる「ストレートネック」の原因にもなり、肩こりや頭痛、ひどい場合は頚椎ヘルニアになることもあります。
さらに、脳から頸椎を通って全身に張り巡らされている神経を圧迫したり、脳への血行を阻害したりするために、内臓の不調やうつ症状を促すという医療関係者もいます。
猫背は悪いと分かっていても「じゃあ正しい姿勢は?」となりますよね。
単刀直入にいうと、「体に力が抜けてる状態で、かつ楽に立てる姿勢」です。
人は骨格が一人として同じ人がいません。なので自分のバランスの取れるところが違います。となると、いい姿勢とは人それぞれ違います。人によっては反り腰の人もいれば、猫背の人もいます。骨や骨格が違うのでそれ自体(反り腰や猫背)は、残念ながら直すことはできないのです。
ではどうしたらよいか。
「頭のてっぺんから1センチ糸で吊られているイメージで立つ」こと。
操り人形になったイメージで立ってみてください。
この状態だと無理にいい姿勢をとるのでもなく、逆に力を抜いているだけのだらーんとした姿勢でもなく、無理なくいい姿勢がつくれます。
骨格を支えている筋肉がすごく疲労している人はこの立ち方がつらいか、出来ない方もいるかもしれません。体に力が入っているとこの姿勢は難しいのです。
常にこの姿勢を維持するのは難しいと思いますので、休憩をはさんだ時や、リラックスしている時にやってみてください。
この姿勢がつらかったら体の手入れが必要な時です。
デスクワークの姿勢は主に大胸筋(だいきょうきん)という胸の筋肉と、上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)という肘を曲げるときに使う筋肉が、常に使われて固くなっていて、結果的に肩甲骨が外側に引っ張られる状態になっています。これが肩が内側に入った状態です。
この状態だと猫背が常態化してしまうのでつらくなってしまいます。
これを回避するには肩甲骨を内側に寄せるエクササイズが効果的です。
やり方は簡単
①まっすぐ糸で吊られているイメージで立ちます。(足は肩幅くらいに開いて安定させます)
②太ももの横で手の平を前側に向けます。
③手のひらをパーにしたまま、指の先からビームが出ているようなイメージで、指先の延長にしっかり伸ばします。
④その腕を10秒かけて耳の横までもってきて、最後背伸びをします。
⑤ゆっくり腕をもとの位置に戻して力を抜きます。(これを3回繰り返します)
手の平を前に向けると肩甲骨が内側によるので、腕の曲げる側や大胸筋がストレッチされます。さらに指先まで伸ばしていくと筋膜(筋肉を包んでいる膜)までストレッチされます。
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